2011年1月 丹沢の氷瀑の早戸大滝トレッキング
2011年1月29日
今年の神奈川県の1月は気温は例年以上に低かったのですが、
ずっと晴天が続いていたので、氷瀑の早戸大滝へ到達するのには
今年は絶好の機会なんてことをネットで目にしてしまったので、
以前から行ってみたくても諦めていた真冬の早戸大滝に行ってきました。
冬季はます釣り場から先の道は閉鎖されているので、
登山道入り口までの林道区間の約5キロは自転車で行くことに。
『我ながら名案♪』と思ったのに、やはり現実は甘くはなかった。。。
車止めバリケードから先はずっと登りで呼吸を乱し、
登山道を歩いていてもずっとぜぇぜぇ。。。
帰りは下りなのでずっとブレーキを掛けながら降りてくると、
路面凍結している所では自転車は直立状態なのにも関わらず一瞬で転倒。
確かに時間短縮はできたけどさぁ・・・何やってるんだ、俺?
早戸大滝への登山道は大半が沢沿いを歩くことになるのですが、
確かに情報通り雪は深くなかったけど積雪はあり、
河原を歩く時には足元は安定せず、渡渉のための木橋は凍ってつるつる。
一人で行ってたので、本音を言えば後悔の連続。。。
でも、これだけの苦労を乗り越えて到達できたので、
氷結した早戸大滝は感動もの。
2月に入ると天候は安定せず積雪も増えたので、この後は雪に閉ざされて、
この早戸大滝への道は冬山重装備でしか到達できなくなったことでしょう。
山の神様、素人ながら足を踏み入れさせて頂きましたが、
とても良い経験をさせて頂いてありがとうございました。
登山道入り口までの林道が冬季閉鎖されているので、
ここに車を停めて自転車で発進。
このバリケードで車は行く手を阻まれます。
林道を少し走り始めると凍結した道が現れます。
ずっと上り坂が続くので休憩とおやつ♪
自転車での登りは想像以上に過酷なので、
この滝を見て撤退しようかとも思ったりして。。。
林道の舗装区間も終わり、車の入れないような悪路になりました。
登山道の入り口はまでもう少し。
早戸大滝を紹介する看板があり、いよいよ登山道に進路を取ります。
ここの右側の斜面が早戸大滝への入り口になります。
登山道に入ってすぐは急な斜面が続き振り返ったところ。
山の中には炭焼き小屋などもあります。
ここで避難した人もいるのでしょうね。
山の斜面の足場の悪い部分には橋が架けられています。
こうして渡るんですよ〜。。。
やっと沢まで下りて来れました。
渡渉のために橋は架かっているのですが、
凍結しているので滑りやすく危険です。。。
でも、つららは綺麗です♪
一難去って、また一難。
ここの橋が一番怖かった!!!
しゃがみながら慎重に、慎重に。。。
こんな所にも自然の芸術が。
雷平という沢の分岐点に着きました。
この付近では小雪がちらついて、たった一人だけの静寂の幻想的な世界。
やっと早戸大滝まで到着〜!
滝の部分は岩を登らないと近付けないので、
今日は下から眺めるのみ。
見事に滝は凍ってます。
自然による見事な氷の芸術作品。
もっと近くで見てみたいけれど、
ここからは立ち入れない聖域だと思います。
完全凍結ではないので、
滝壺から流れ出る水は激しく流れています。
飛沫が凍りついて綺麗な模様。
落ち葉にも氷ができてしまいます。
透き通る宝物の数々。
とても苦労して踏み入れたこの地はとても神々しく、
神聖な場所に足を踏み入れさせて頂いたと思います。
ありがとうございました。
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