ほりぴーの時間旅行

２０１９年春のフィリピンの旅その１

２０１９年４月２５日～５月５日

２０１５年に東ティモールに行った時に知り合ったフィリピン人女性がいて、
彼女の義理の姉が滋賀県に住んでいて日本での再会をする機会もあって、
現在でも彼女の家族たちとの交流が続いています。
この一家が来日していた時に、フィリピン・ルソン島北部のバギオや
バナウェ棚田に一緒に行こうと話していたので、その翌年に行ってきました。
その女性は２０１５年には東ティモールのディリ空港で
地上職員をしていたのですが、
本職はマニラ市内にある大学で観光学を教えている先生。
バギオでの滞在計画を立てたり、宿の手配をしてくれただけではなく、
彼女の大学の卒業生の女性の家族が合流して、
トヨタＦＪクルーザーで快適な楽しい旅行をすることができました。
そして旅の後半はこの２家族と離れ、一人でミンダナオ島へ移動。
当時のミンダナオ島は外務省の渡航注意の印が付いていたので、
少しびびりながら行ったのですが、現地の人たちはとても人懐っこく、
世話好きで、本当に気持ちの良い人ばかりで心配はすぐに消えました。
ミンダナオ島の西側半分はイスラム教徒が多く、
この時の訪問地である東側はキリスト教徒が多いのですが、
双方は常に緊張状態にある訳ではなく、ある一線を越えなければ、
決して争い合うことは無いのだそうです。
こんなミンダナオ島を訪れた理由は、
深く青い色の『魔法の川』ことエンチャンテッドリバーと、
バナナとパイナップル畑で第二の人生を送る自衛隊のトラックを見ること。
ヒナトゥアンという小さな町にあるエンチャンテッドリバーは、
まだ日本では知名度が高くは無いのですが、
これから有名になるのは間違いないでしょう。
この川から少し沖に出た所にあるレストラン『ホワイトブルー・リゾート』では、
偶然にも日本人女性が働いていて、自分がお世話になったヒナトゥアンの宿や
バイク用品店の方々ともお知り合いでした。
そして、ダバオ近郊のタグムという町のバナナ農園に行く時には、
バスで隣に乗り合わせた角刈りサングラスの怖そうな男性が話しかけてきて、
実は茨城県で大工修行をしていたそうで、ほりぴーに声を掛けてくれたのでした。
本当はもっと先にある家に帰る予定だったのに、わざわざ一緒にバスを降りて、
トライシクルを捕まえてくれて、バナナ農園に行くのに付き合ってくれました。
怖そうな外見とは反対に、とっても親切なおじさんでした。
年齢を聞いたらほりぴーよりも年下だったのは驚き。。。
旅の良し悪しって、旅先でどんな人と出会えたのかが大きいんですよね。
ミンダナオ島からマニラに戻るセブパシフィック便が欠航になって、
何とか夜明け前のフィリピン航空に変更したりと大変な思いもしたけれど、
多くの人に助けられて、本当に思い出深い旅になりました。